初心者向けかもしれないざっくりカメラ教室【基礎編】
こんにちは、そうまです。
「一眼レフカメラ買ったし、はじめてみたんだけどよくわからないよ」
っていう人に向けたざっくりしたカメラの基礎の考え方を書いていこうと思います。
「ISOって何?」「SS(シャッタースピード)って何?」「Fってなにこれ?」「そもそも一眼レフってどう撮るの」など
たくさんわからないことがあると思いますが噛み砕いてお話しします。
全て「だいたい」ですので、実際にカメラを触って何か撮影してみるとわかりやすいです。
こちら、普段私が持ち歩いているカメラセットの紹介です。
※4月8日明け方に【AF】オートフォーカスの話とまとめに余談を追記しました。
「一眼レフデビューしたけどダイヤルいっぱいだし、ボタンもたくさんあってわからん!」ってなると思います。
私の初代相棒のSonyのα230をモデルに紹介していきます。代を重ねてもだいたいどこのメーカーもアイコンの表示やボタンは一緒です。
第一にシャッターボタンを押すより大事なことがあります。
第一にすることはファインダー(覗くところ)を覗きながらファインダー横のダイヤルをクルクルっと回して覗いて見える黒い点や黒い枠がハッキリと見える所に決めてあげてください。必ずです。
だいたいここら辺にダイヤルがあります。
正直カメラはメガネのようなものなのでダイヤルを回して視力を合わせてあげてください。
そこがちゃんと決まっていないとせっかく撮った写真がなんとなくボヤっとしてしまうことがありますので、一番はじめにダイヤル回して設定してあげてください。
絶対一番はじめに視力を合わせてくださいね。
初心者の撮影モードは「【P】プログラムオート」で構いません。
撮影モードのダイヤルをクルクルっと回して【P】に設定してください!
ISO感度と露出補正以外は自動的に設定してボタンを押すだけで撮影できます。
半押しでピントを合わせる事ができるので合わせたら全押ししてシャッターを切ってください。
ファインダーを覗いて好きなものをたくさん撮影してくださいね。
★ISO感度とは?
ISO感度は完成した写真の明るさの感じ方だとざっくり思ってくれれば大丈夫です。
数値が大きければ大きいほど光を感じる事ができますが画像がガビガビに荒れる可能性があります。
しかし、最近のカメラは性能が良いのでそこまで気にしないでも大丈夫だと思いますが
あまり大きな数値にしないほうが良いかもしれません。
最大20000超えのカメラは最近だと結構普通ですね。
個人的なISO感度の設定オススメ
超晴天の強い日差しの日向(運動会とか)
→100から150、200くらい(+ストロボ使うと綺麗)
晴れている日の日陰
→200から500くらい(+ストロボ使うと綺麗)
日向の窓際の室内
→1000から2500くらい
夕方→それ以上か撮影したいものによる。
おおそよの目安にできると思うので覚えているとグリグリといじる時に楽しいですね。
★露出補正とは
カメラでプラスマイナスのアイコンのそれが露出補正です。
簡単に言えばこれも「明るさの調整」のようなものです。
だいたいのカメラはプラスにもマイナスにもMax2.0からMax3.0の数値が設定できると思います。5.0もあっても普通に撮影する分にはそこまで振らなくても良いのでは?と思います。
ちょっとこの写真暗いから明るくしたいなー
ちょっとこれ明るいから暗くしたいなー
と、思った時に使うと良いのかもしれません。
ちなみにスナップ写真で撮影する時、そこそこ明るめの普通の環境下だと
0かプラスに0.3から0.7振ると綺麗な写真になるかなと思います。
個人的にはあまりマイナスには振りません。振っても良いんですよ?
慣れてきたら弄りたくなると思いますので
「【A】絞り優先」と「【S】シャッタースピード優先」で十分です。
幼稚園児のスナップ写真撮影をした元写真屋の私も使っていましたので
安心して使ってください。
第2のオススメ撮影モードは【A】絞り優先と【S】シャッタースピード優先です!
先に【A】絞り優先は絞りを自由に設定できるモードを紹介します。
絞り優先は、絞り(Fのつく数値)を自分で設定する事ができ、シャッタースピードはカメラが自動的に設定してくれます。
後ろがぼやっとした感じにしたい!明るい綺麗な雰囲気ある写真が撮りたい!
というイメージの時に使うの事が多いかもしれません。
私はこちらのモードが好きなので個人的に撮影する時のメインです。
カメラマン時代はこれか他のモードだったかなーと思います。
先に紹介した【P】プログラムオートでは絞りとシャッタースピードはカメラが自動的に設定してくれていましたが、この2つは「どちらかを自分で設定して、どちらかはカメラが自動的に動かしてくれる」ので便利です。
自分が撮影したいと思った方で切り替えて撮影してください。
★【絞り】とは
カメラのモニター上「F ◯◯」と書いてあるのが【絞り】の数値です。
写真で被写体である人物の後ろがぼやぼやーっとした感じになっているのは【絞り】の効果です。
【絞り】は「F」の数値が小さければ小さいほど明るくなり撮影したいものにピントを合わせた時に周りがぼけやすくなります。
後ろがぼやぼやとしているのが変わると思います。
だいたいこんな感じです。
これはだいたいF5前後で撮影しました。
普通の環境下だと小さくても「F5.6」が一番小さい数値だと思います。
それ以下だと私が見た中で一番小さい数値は「F4.6」ですが忘れても良いと思います。
あまりお目にかからない気がするので!
反対に「F」の数値が大きいと暗くなり全体的にぼけが少ない写真が出来上がります。
さっきの写真より絞りの値を大きくして撮影したものです。
F18くらいの絞りで撮影しました。
背景の桜や柵がさっきよりはっきりした感じになっているのがわかると思います。
集合写真など撮影したいときはだいたい「F8」から「F10」くらいだと
後ろにいる人がぼけてるー!という事が少なくなるかなと思います。
ただ、暗いのでISOの数値を大きくするかかプラスマイナス(露光量だったかな)のアイコンのボタンで明るさをあげてください。
次に【S】シャッタースピード優先です。
シャッタースピードを自由に変えて設定できるモードで絞りは自動で変わります。
正直私はあまりこちらを使った事がありませんので使うのが下手くそです。
早いものを捉えたい時に使うことになるかと思います。
お子さんの運動会とかに役立つかなと思います。
★【シャッタースピード】とは
カメラのまぶたが降りる速さだと思ってください。
数値が大きければ大きいほど早くまぶたが下り、早いものをピタっと動きが止まった写真を撮る事ができます。
しっかり設定して構えて撮影できれば走り回るお子をブレずに写真に収める事ができますね!
しかし、まぶたが下りるのが早いという事は光を遮るスピードも早いので暗くなります。極端な話、ISOの数値が100だったり絞りの数値がF10とか、周りの環境の光が足りないと普通に真っ暗な写真になります。
こんな感じに。哀愁が漂っています。
実際、シャッタースピード優先では絞りが自動的に切り替わるので日中日向でだるまの写真のように暗くなってしまう事は少ないと思います。
だるまは意図的に暗く撮影しています。
【S】シャッタースピード優先で数値の大きいものを使うときは、おそらくISO3200で設定してシャッタースピード1/2000とかだったかもしれません。おそらく。
逆に数値が小さい時のお話。
【シャッタースピード】の数値が小さいのを使う機会ある?という質問があるかもしれません。
【シャッタースピード】の数値が小さいという事はカメラのまぶたの下りるスピードが遅いという事ですが、光を多く取り入れる事ができます。
数値的には手持ちで撮影する場合はおおよそ「1/100」が最低必要かなと思います。手ブレするので!むしろ「手持ちの場合は1/100にするべきではない」と前職の社長や専門時代の講師の方に教わりました。
できれば「1/250」とかが普通に撮影する場合は推奨されるらしいですよ、手ブレするので!
おそらくですが、時々見かける花火や星空を撮影した写真は【シャッタースピード】がめっちゃ遅くしてあり三脚でカメラを固定しているのだと思います。
ちなみに「クリップオンストロボ(カメラの上にくっ付くピカってするライト)」機会があれば使用時は上限が「1/250」に固定されますのでご注意ください。
使用していたのがNiconなので、他のメーカーもなのかはわかりません。
個人的に思うシャッタースピード
1/100から1/250→スナップ写真撮影手持ちの基礎値
1/2000や1/3000→運動会などで走るお子さんを撮影する時の数値
最後に一つ、【AF】オートフォーカスの話。
カメラのレンズやカメラ本体全面に【AF】と【MF】と書かれた切り替えスイッチのあるものがある場合!(私は初代のα230は前にありますが今のD5600はモニター側だったかにあります)
必ず【AF】オートフォーカスにしてください。
ない場合、カメラの本体モニター側などにありますので必ず【AF】オートフォーカスです。
これはシャッターを半押しした時に自動的にフォーカス(焦点)を合わせてくれる状態です。
カメラが「ウィーン」と音を立ててピントを合わせてくれる動作をし、ぼやぼやだった視界が鮮明に変わる瞬間があると思いますが、それです。
自動的に焦点を合わせてくれるんです。
だいたいのカメラに備わっている機能で初期設定になっているので興味本位で触ってしまうことがない限り触らないほうが良いです。
「何これー」と【MF】にしてしまった場合は必ず戻してください。
【MF】はマニュアルフォーカスと言い手動で焦点を合わせなければなりません。
スナップ写真で大量に瞬間的に撮影する人やカメラの焦点を合わせるのに自信がない人は触らないほうが良いと思います。私は両方だったので触りません。
練習がてら触るのはありです。
触ったら次撮影する時、忘れないように【AF】オートフォーカスに直してください。
ちなみに手動で焦点を合わせるのはレンズ側でズーム(拡大縮小)以外でくるくると回すことができる部分があります。
めちゃくちゃ回るので「なんでこここんなに回るんだ?」と思うところが焦点を合わせるところです。
ファインダーを覗きながら回転させると全体的にぼやぼやとするところと、視界がクリアになるところがあるとあります。黒い点や枠がしっかりはっきり合うところが焦点が合っています。
そこがちゃんと決まったらシャッターを切ってください。
「ここだ!」と思っても意外と難しいのでぼやっとなってしまうことが多いです。
なので私は全面的に【AF】オートフォーカス推しです。
カメラマン時代の社長にもスナップ取材時は「マニュアルは難しいからオートにしておいてね(レンズは絶対、撮影モードは時と場合による)」
と、推奨されました。
今の時代のカメラは便利です。
ざっくりとカメラの基礎的な説明してきましたが
はじめは「プログラムオート」で楽しむ事が大事だと思います!
撮りたいものに集中できるので!
そのうち「あー、こうしたい!」っていうのがあれば絞り優先やシャッタースピード優先に切り替えれば良いんです。
本当は素敵な写真を撮るために、もう少し気にしなければいけない事があるんですがとりあえずカメラに慣れる事が大事だと思います。
カメラは初歩的な情報だけでも意外と量が多くて気が滅入りやすいので
「こうすれば明るい!」「こうしたらかっこいい!」と覚えていけば良いと思います。仕事ではないので!
家に眠っている一眼レフをぜひ外に連れ出してあげてください。
強いていうならば「【M】マニュアル(手動設定)モード」は難しいので
あまりオススメしません!スタジオ勤務時代の社長も「外で使うのは難しい」と言っていましたw
超プロフェッショナルなカメラマンかスタジオなど光の環境が変らない場所での撮影で利用される事が多いです。
レンズも撮影モードもマニュアルはかなり技術と慣れが必要だと思われます。
ですが、興味があれば挑戦してみてください。
余談ですが今の写真館のほとんどは「デジタル一眼レフ」です。
カメラも自動になる以前は全て手動だったそうですが
写真業界のデジタル化進んだのは2000年から2006年くらいでとあるカメラが発売されてからのようで、写真館が今も尚フィルムカメラが主流だと思っていたら残念ながら違います!写真館(フォトスタジオ)もデジタルが主流です。
写真館の詳しい話は、また今度にしますが
フィルムカメラで撮影したから地元の写真館持っていけば現像してもらえると思って写ルンですなどを持ち込んでもらっても現像できませんからね。
デジタルデータ持ち込みは基本的にスタジオでは受け付けていないと思うので
データを現像したい場合は家にプリンター置くか、フォトプリントサービスを利用するのが良いと思います。
最近はとても簡単にフォトブックが作れますので、バシバシ作ったほうが良いです。
形に残りますので!
楽しんで素敵な写真をたくさんとってください!